北朝鮮問題を考える
 北朝鮮を政治的にどうこう考えようというのではありません。北朝鮮という国をワンマン経営者のやっている中小企業だとみなして、経営的に考えようというわけです。
 北朝鮮といえば、最近では何といってもミサイル問題がまず頭に浮かびます。以前もこういった事がありその際は、アメリカから譲歩が引き出せたという事なので今度もやったという事でしょうか。経営的に言えば破産宣告するぞと脅しながら銀行から債務免除などに応じてもらおうといった戦略に似ています。所謂−ギリギリの交渉という作戦です。
ただし、この作戦は普通一回しか使えません。実際、銀行ではリスケ(リスケジュールの略)といって企業が潰れて全額駄目になるよりはという事で、毎月20万円の返済を毎月1万円にして返済期間をうんと伸ばすといった事をしてくれたりします。しかし、これをした後しばらくして銀行に行き、再び「金を貸してほしい」といって貸してくれるでしょうか?そんなに自分に都合良くは行きません。企業に置き換えて、もっと広く考えて教訓にするとすれば、「過去の成功体験を忘れろ」といった事になるでしょうか。
 それから、こういった問題が起きた根本原因を考える必要があります。前の例で、リスケに応じてもらっても、また同様の依頼をしなくてはいけなくなったとしたら、それは会社のもうけるという根本のシステムに問題があるというふうに考えなくてはいけません。
北朝鮮でいえば、食料を送ってもらうという援助では、またそれを消費した後無くなる度に送ってもらわないといけないという事態を招きます。だから、食料をたくさん作れるノウハウとか技術を教えてもらわないと根本的な解決ができません。企業でも、同じで苦しい状況を打破していく為には、自分たちが多くのノウハウを獲得していかなくてはいけないという事です。
 さて、立場を逆にしてこういう北朝鮮のような国(企業で言えばそういうちょっと問題のある社員)を相手にする場合どうしていったらよいかを考えてみましょう。
 経営者の言う事を聞かず面白くないと、すぐ辞めてやるとか経営者の嫌がることをしそうになる社員をイメージするとよいかもしれません。そういった場合には、国連で言えば中国のような国に相当する人がいる事が必要でしょう。職場の少し上の先輩のような人に話を聞かせてみるとか、経営者と社員から中立な仲介者に入ってもらうという方法をまず実行し、それでも駄目なときは制裁措置?の発動−クビにするとか−というのが正しい対処法でしょう。また、交渉は、ねばり強くアメとムチの作戦でやることも必要です。
 会社の経営も国どおしの問題も、つまる所は人と人の問題です。いつも、経営者はこうして世の出来事を経営に置き換えながら学ぶという姿勢が重要だと思います。